それを初めて聴いたのは大晦日の夜だった。酔っ払って新年を迎えてシャワーを浴びて、布団に入ったのだけどなんかザワザワして、もう一度聴きたくなってこっそりYouTube開いた。
若い頃は人生いちからやり直せたらいいな、なんてよく考えてたけど、今はもうそんな妄想はしなくなって。早くこの人生終わらないかな、いつまで続くのかなって、そんなふうに毎日、明日を迎えていて。
みんな苦しくないのかなってずっと不思議だったけれど、この歌から答えを教えてもらったような気がして号泣してしまった。新年しょっぱなから布団の中で号泣。なにやってんだろう。
この歌を聴いたからといって、全然救われない。むしろ目が覚めるような痛みがグリグリ襲ってくる。それが人生の感触だとしたら、そういうものかもなって。腑に落ちたような、ふざけんなって頭掻き毟るような。
この歌を世に出してくださって、ありがとう。