2019-12-30

クソみてえな時間だった

5年くらい前に死ぬほど片思いしていた人が夢に出てきた。

適当にそこら辺デートして、笑わせてくれて、ご飯も食べさせてくれた。夕暮れごろに「ちょっと飲み物買ってくるね」と言われて、私は「うん分かった」と返し、目の前のブランコに座って待ってた。

そのまま日が暮れ、寒さが増し、夜が吹けた。私はずっとブランコで待ってた。

夢だったか時間の流れが不確かだった。

なんだか3時間にも感じたし、1日以上経ったようだったし、もっともっと長い時間待っていたようにも感じた。

とにかくずっと待ってたんだけど、結局彼は帰ってこなくて、綺麗な月を眺めながら私は、「あぁそういえばそういう人だった」と思い返した。

人の善意を喜ぶ人だった。

人の好意を有り難がる人だった。

でも欲を返してくれない人だった。

「帰ってきてほしいな」と思った瞬間、私は彼に手が届かなくなるのだと、そうだ散々学んだのだったと、思い出せたときにはもう周りに誰も人が居なかった。そうして目が覚めた。

うわぁ〜〜って思ったわもう。最悪だよ。

なんでこんな夢見たのかって、理由は単純で、ほんとひょんとした縁で、その人に2日連続で会ったんだ。昨日一昨日って。単純すぎて鼻水でる。

自分への嫌悪感に苛まれながら目を覚まし、スマホを見たら「今度ゆっくりさない?」と一件の連絡。

こんな夢を見たあとだから、喜べるわけもなかった。

「うんいいね。お互い落ち着いたときにでも」

簡単に返事をして、私は2度目の眠りについた。

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