夢の中では私以外のすべての人間に首がありませんでした。
肩のところですっぱりと、きれいに。
でも普通に首無しの人間たちは生きていて、普通に生活しています。
しかし首がないので誰が誰なのかわかりません。
どれが私の親なのか、どれが私の友人なのかもわかりませんでした。
途方にくれていると、一人の首無しが私に近づいてきて、
『君の肩の上についているものはなんだね?』
と聞いてきます。
私が頭だ、なんで君たちには首から上がないんだ? おかしいじゃないかと言うと、
首無しは大声をあげて怒りだしました。
その声に大勢の首無しが集まってきて、口々に、
『私たちと違う』
『みんなと違うなんてかわいそうに』
『かわいそうに』
『気味が悪いな』
いろんなことを言ってきます。
それでも、私が首から上がない君たちがおかしいんだと言っていると、首無しが一斉に言いました。
『みんなと同じにしてあげよう』
数人の首無しが私を抱えあげて運び始めました。
私がヤメロ、ヤメロと言っても、首無したちは聞く耳を持ちません。
『君もみんなと同じほうがいいだろう』
『おかしいのは君なんだ』
『みんなと違うのは君だけだ』
『みんなと違うなんておかしい』
『みんなと違うなんて気味が悪い』
首無しが口々に言いました。
いよいよなにをされるのかがわかったので、私は必死に抵抗しました。
しかし、首無したちは離してくれず、私はギロチン台にくくりつけられました。
『みんなと同じにしてあげよう』
そう首無したちの声が聞こえたのと同時に、刃がおちてきて、
そこで目が覚めました。
なんか悪い事でもして、地獄に堕ちた人たちなのかしらねー。 増田さんは間違ってそこに行っちゃった感じ❓ さて、増田さんは戻れるでしょうか。