セックス以外でも、男性が恋愛でリードすべきという考えは定着していましたか。
Aさん:そりゃそうよ。若い子はワリカンでもデートするなんていうけど、ありえない。「奢ってもらえないんだったら帰る!」って、実際に帰っちゃう子もいるくらいですもん。奢りっていうのは誠意の証。ワリカンっていうのは「あなたになんか、興味ないですよ。このお店で解散したいから空気を読んでとっとと帰ってね」っていう意思表示です。
まあ、今のご時世で私も奢りを要求はしませんけどね……。それでも、同年代なら初デートでワリカンは傷つくって人の方が多いんじゃないかな。
――セックスにおいても、男性が「こうすべき」という価値観はありましたか。
Aさん:まず、やりたいって誘いは男性からしかありえないですよね。童貞君なんかはその辺がこう、モジモジしちゃって意気地がない。最中も男性が体位を決めたり、動いたりするわけじゃないですか。女の子なんて寝っ転がってるだけなんだから。そこで男がこうバシっと動けないんじゃ、ねえ。一体どうするの? それエッチとして成立すんの? って感じですよ。