長い距離をてくてく歩いていくと、風景の変化がゆっくりに感じられる。
文明の利器(車や飛行機など)を使えばもっと速く移動できるけど、その代わり風景の細部までは見られない。
何かをコツコツとやっていく作業は歩くのに似ている。
道具なしで自力のみだと進行が遅くてじれったいけど、小さな成果の積み上げが自分のスキルとして蓄えられていく様を実感できる。
この「状況を自分の意志でコントロールできている」という小さな自己効力感が、雪だるまのようにやがて大きな効力感に成長していく。
この仮説は「理屈」や「感情」とは別に、「経験則」として確認されるべき事柄に属すると思うので、しばらく続けて実証してみよう。