2019-02-19

おいだきと俺

おいだきが好きだ。

(追い焚きと書くのは知っているが、家の風呂スイッチにはひらがな

おい

だき

と書いてあるのでひらがな統一する。ひらがなの方がなんだかマヌケでいい。)

俺が風呂に入るのは家族で2~3番目。入る瞬間、お湯は人肌程度に暖かく、冷えた身体によく馴染む。

そしてスマホ風呂に持ち込み、ゲームをしたりまとめサイトを読む。

風呂がぬるくなったと感じたらおいだきボタンを押す。

「おいだきをします」と女性の声が流れて、風呂がじりじりと熱くなる。

ゲームに熱中する俺。しか風呂ゆっくりと確実に温度を上げる。ふと気付くとアッツ!!!!!となり、俺は風呂から出る。身体から湯気が出る。皮膚は赤くなり、洗い場は寒いはずだがそれが心地よく感じる。

そして再びゲームを始める。しばらくすると気付く。寒い。俺は風呂に戻る。

再び全身浴。しばらくするとまたぬるく感じる。おいだき。熱い。出る。

最後にまたおいだきをする。おいおいおいだきくらい。めちゃめちゃ熱い。熱い。そして暖まった俺は風呂から出る。

一人暮らしをしていた頃は風呂においだき機能がなかった。そもそもガス代も水道代も高いと感じていたのでシャワーがメインだった。

それが実家に戻った今、存分においだきが出来る。おいだき天国

ここしばらく超贅沢な思いをしていたが、ある日姉に言われた。

「お前の後の風呂いつも熱すぎてキレながら入ってる」

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