あるインタビュー記事に、掲載は「私が許可するか、万一のことがあった後に」と書いてあって、保険のことを思い出した。
就職してすぐ、親に言われて生命保険を契約した。受取人は親。で、結婚して受取人を配偶者に切り替えることになり、“保険の人”(保険外交員)に来てもらった。
支払額や受取金などの見直し案をじっと見ていると、配偶者が口を開いてこう尋ねた。
「この『万一』って、何ですか?」
見れば分かるだろ、被保険者死亡のことで、本人がいるのに、あからさまに「死」なんて書けないから「万一」にしてるんじゃないか。
と心の中で思ったけれど、“保険の人”の説明で納得してくれた。どう説明したかはもう覚えていないくらい、昔の話。
インタビュー記事というのは https://www.asahi.com/articles/ASLD57QBHLD5UGTB00Z.html です。無料部分までしか読んでいません。ご冥福を祈ります。