ピン送りや多段BOOKを使用した立体的なカメラワークが冴えわたってるアバン。
目覚めのフォーカスブレだけで分かる「この演出やりおる」感は凄い。
身体起こして周りを見るカットの回りこみ風カットのBOOK多段スライドによる立体感、指に止まった蝶を観察するカットのピン送りの早さやボケ加減凄く良い。
ピン送りや多段BOOK使用の回りこみ風PANって個々の演出家さんで送る速さやボケのやりくり加減が違うのでこの辺はセンスの良さを感じさせる。いずれ自分が演出になったときは真似したい。
アバンといえば触れずにいられないのはキリトが目にした幼少期のアリスとユージオが走る幻想のカット。演出、作画、色彩、背景、撮影、その全てが素晴らしい。素晴らしいアバンの締めくくりに相応しいとてもエモーショナルな仕上がり。
アバンのラストカットのキリトが胸をギュッと握るカット。ラストはキリトの手元しか映ってないのに表情が手に取るように分かる、素晴らしい手の芝居。
2話ホンヘや3話も後でメモる。