しなくないことをせず、したいことだけをするということは時に醜悪な様子を外部に呈すことがある。
けれどそれは外面であって内面は満足を得ている。
なぜ外面をよくしないのか、外面をよくすると内面もよくなるのに、という案をいくら出してもそれに乗ってこない
「外面が醜悪である対象」をあげつらってみても、相手の内面に影響を及ぼさないという結果そのもの。
転じて、自分の内面は外面の評価をとても重要視していてその可能性を信じて、かつ実際にその利益はまだ得ていないので自分より下の者を具体的に指示できる方法を持つことで自身の外面も上がるのではないかという期待を露呈しているという可能性がうかがえる。
実際目の前のかの例がそれであるかどうかは別として、そういう態勢をとってくる人間については方向性の一つとして「外面の良さをもとめている人なんだな」と思ってあげるのがよい場合がある。