私の声は死んでる。
女のくせに低い声で、雑音があれば掻き消されてしまう。
悪く言えば「声に芯無い」 よく言えば「癒し系(ウィスパー)ボイス」
電話対応でも「声あげろ」って言われるけど頑張ってコレなのだ。分かって欲しい。
声を変えることが出来ない理由としては、
電話で声を変えるのが「ぶりっ子みたいで気持ち悪い」と幼心に思ったからだ。
電話で声を変えることなく生きてきた今、作り声も気持ち悪いと思ってしまう。
「僕、お母さんいる?」といわれ、「いや、娘です。親は外出してます」
「あ、アハハ、そうなんだ、ごめんね!」と言って電話を切られた。
母親が帰ってきて事を話すと思い切り笑われた。少しトラウマだ。
できるのは、本の少し高めに発声することくらいだ。
少しでもガヤガヤしていたら声は届かない。途中で声が死ぬ。
声が通る人が羨ましい。
鬼奴椿みたいな感じか