2018-01-03

正月

父親が公僕だったから、子ども時代正月は寂しいものだった。

狭い官舎に住んでいたので、来客はほとんど無かった。

金品のやりとりは御法度で、それは家族にも及んでいたから、お年玉は近い親戚以外からは貰ったことが無かった。

会社員兼業農家の華やかなお正月を見知った時は、羨ましすぎて衝撃さえ感じたが、父が公僕なら仕方ない、と我慢した。

国民全体への奉仕者が、国民差し置いて贅沢するのはいただけない」という父の矜持だったし、周囲と馴れ合いすぎては業務に障ったのだろう。

正月が来るたび思い出す。

高潔しんどいけど愛すべき矜持

  • いつも日本を守ってくださってありがとうございます

  • 公務員て、親(公務員本人)が子供にお年玉あげるのもアウトなのん?

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