男兄弟を育ててきたから、娘ができて嬉しい、本当の親子のようになりたいと言ってくれた。
自分が病弱で寂しい思いをさせて、子供達に申し訳ないと言っていた。
私の至らないところを、裏を返せば長所だと褒めてくれた。
けれど、私の心が歪んでいるのだろうか。
義母の言葉は、配慮は、他人のためを謳いながら、最終的にすべて義母の思うままの結果になる。
義母の提案は、皆が幸せになる結果を導きだすとわかっているから、義実家は諸手を挙げて賛成する。
全てをコントロールされている気持ちになって、言いようのない居心地の悪さを感じる。
そして義母の好意をこんな風に捉えてしまう自分に罪悪感を覚える。
私はやっていけるだろうか。
小町んぽナメクジ