先程、昼食のために外出したが、真夏の暑さだった。
帰り道、この暑い中(しかも日曜日)、地味なスーツズボンにワイシャツ姿の、そうだな、30歳くらいの見た目の、男性を見かけた。
よく「洋服の青山」あたりで販売されているような、無個性なビジネスカバンも手にしていた。
この暑い中、就職活動(もしくは転職活動)でもしているのかな、ご苦労様だな、と思った。正直、感心した。
しばらくその人の後ろを歩いていると、ふと、臭うものがあった。
元を辿っていくと、前を歩くその男性の手元に、火の付いたタバコがあった。
「歩きタバコなんてすんなよ。最低かよ」と独りごちた。
しょせんは、「そういうトコロだろ」と思った。
無論、この男性が、実際にどういう人物なのかは知らない。良い人なのかもしれない。そうではないのかもしれない。
ただわかるのは、歩きタバコという行為をするような人だという事。
しょせんは、「そういうトコロだろ」