ある山のだだっ広い公園にドライブで寄ったら散歩道みたいなのがあったから二人で山の中へ歩いていくと、どんどん整備されてない道になっていったんだけど引き返すのも面倒だからそのまま進んだ。
お昼を過ぎてお腹がすいてきた頃一軒の民家風の食堂が目の前に現れた。
周りには一面山菜や香草が生えていてビニールハウスもあったからどうやら栽培しているらしい。
休憩がてら昼食にしようと彼女と入り何にしようか二人で悩んでいると、従業員のおばちゃんが出てきて栽培してるんですよーと話をしつつ山菜の天ぷらをオススメされた。
周りをみてもなるほど名物なんだなと分かったのでそれくださいと注文。
おばちゃんと結構長めに山菜について話して彼女も美味しそうだと言っていたのでおばちゃんも俺も「私もそれを」という返事を予想していた。
おばちゃんも俺も「お、おう」という反応。
旅行先での食べ物の選定基準として、「ご当地名物を頼む」というのが基本な人が多いと思うけど、 逆に「普段食べ慣れているメニューを頼む」という人が少なからず居るんだよ。 ふ...
もちろんそういう楽しみ方も全然あり。 でも聞いてみたら理由が「なんとなく」だったからあっさり変更してたよ。