最近、「自分自身を生きること」というような記事をよく見かける。
その中には必ず、「他人の意志ではなく自分の意志を貫くこと」というようなことが書いてある。
漫画では、主人公はどんなにひねくれていても、最終的には自分の意志を曲げないようなタイプが多い。
確かに、
なんて、とんでもなく格好良い。
圧倒的主人公感?
とにかくスカッとする。
うん、羨ましい。
でも、それって本当にいいことなのだろうか?
私は曲がって生きてきた。
とにかく曲がって生きてきた。
なんせ周りに曲がらないタイプがとんでもなく多かった。
相手がこう言っている。
ふむふむ、じゃあ、私はこうやって生きていくから邪魔しないでね。
なんて思って生きてきた。
しかし、それは間違いで、世間的には意見を曲げない人の方がいいらしい。
じゃあ、どうしたらいいんだろうか?
みんな意見を曲げなければ、当然衝突する。
それは面倒くさくないのだろうか?
ずっと衝突しっぱなしでは疲れないのだろうか?
とはいえ、きっと曲がって生きているうちはモブキャラでしかなくて、「曲がらない強さ」を持った人達が主人公になりつづけるのだろうな。