2017-02-04

父を灰皿で殴ったあの日私は暴力の日々から解放された

日常的な暴力の下で育った私は14歳とき、いつものように殴りかかってきた父親を、カウンターで倒した。灰皿で思い切り殴ったんだ。

都合の良いサンドバッグだった娘(私)の初めての反撃を受けて、目を白黒させた父。

居心地悪そうに、あ、ああ・・・といいながら部屋を出ていった。

その日から、父は私に一切手を出さなくなった。

なんだ、弱虫め。あの威勢はどこへ行った。父親権威だと思っていたものは、すべて虚構だった。

貼り倒されて、頭をけられて、髪をつかんで家じゅうをひきづり回された幼い日からずっとずっと。

あんなにおびえて暮らした日々が、自分の手で、灰皿の一撃で、あっけなく終わった。

あれから四半世紀。私の人生は今、すごく幸せです。

誰もが暴力と無縁の人生を歩めますように。今、暴力の下にいる子供たちがすべて解放されますように。

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