特撮やヒーロー物のアニメでは、たいてい主人公も敵もだんだんと強くなっていき、ラスボスともなれば、これまでの技や武器を全て使って戦う。
たぶん、おもちゃを売るためなんだろうけど、それは別にしても盛り上がる。
でも、仮面ライダークウガは違った。
物語を通して、だんだんと強くなるのは定石通りなんだけど、ラスボス戦の最期が画期的だった(と、俺は思っている)。
激しい戦いでお互い力を使い果たしてしまい、変身が解けた生身の人間の姿で戦うのだ。
素手での殴り合いだ。
世界を救うために戦うしかない、主人公はそれが哀しくて涙を流しながら。
一方でラスボスは、素手での破壊行為に快楽を感じ、狂喜の笑い声を上げながら。
15年以上経つけど、これを超えるラストバトルは見たことがない。
何もかも使い果たして最後は生身で戦うって、 ガンダムとかスクライドとか、けっこう定番じゃない?
そうなの?どっちも観たことなかった。
鋼の錬金術師も最後はただの殴り合いだったし、メタルギアソリッド4も最終的には殴り合いだったな。ある種のお約束なんだろうか
それか金色のオーラまとって最終形態になるかのどっちかやな