遅ればせながら「この世界の片隅に」みた。
レビュー記事も遡って読んだ。
そして印象に残ったのが、「火垂るの墓」を下げてから入るレビューが思ったよりあったことだった。
それが的外れであるというツッコミも沢山あったのだけれど、逆に、そのツッコミが必要なほどには、高畑勲作品は観られていないのだろうか。
「火垂るの墓」は戦争反対を訴える映画であり、
「平成狸合戦ぽんぽこ」は自然保護を訴える映画である。
高畑勲作品を引き合いに出すときに、これからもそういった程度の認識で済まされてしまうのだろうか。
「この世界の片隅に」とは全く関係ないことで悲しくなってしまった。
私は、Home, Sweet Home が流されるあの場面を超える演出が、この先あらゆる映画において現れる時が来るのを、まだ想像できないでいる。
Permalink | 記事への反応(2) | 03:31
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そういう表面上の誤読ができるような余地が残されている点は、逆に監督の作り込みの幅でもあると思ってる。 一方浅い読み取りしかできない人が鬼の首取ったようにレビューで自慢す...
赤毛のアンとじゃりん子ちえの二つあれば十分なので