2つ食べたら2つ足されて、4つ食べたら4つ足される。
この調子で行けば、あと何年たっても寿司は増え続けると思っていた。
初めておかしいと思ったのは20歳をすぎたころで、最初は気のせいかと思っていたけど、よく数えてみたら寿司が少しずつ減ってた。
さっきも寿司が消えているのが見えたから、消えがまだ続いていると思う。
偶数から奇数をひくと奇数になるのはわかりやすいけど、奇数から奇数をひくと偶数になるというのは、ちょっと違和感がある。
寿司も同じことで、まぐろとかサーモンは2、4,6と増えていくけど、タコとかイカは6,4,2と減っていく。
足していくと、一瞬だけきれいな偶数になるけど、たいていは奇数だから落ち着かない。
誘われたら食べに行くけど、できれば食べたくないのでうどんばっかり食べてる。