あるところに、スープがなくなったら終了という超人気ラーメン店がありました。
UTさんは、どうしても、ここのラーメンが食べたいと思っていました。
UTさんは、どうやったら食べられるか、何回も厨房を覗きながら考えていました。
そして、あるとき、今回は食べられるかも知れないというときがやって来ました。
UTさんは喜び勇んで列に並びました。
食べられないかも知れないとは思いましたが、これまで準備していたので、可能性はゼロではないと思っていました。
並び始めてから2時間くらい経ったころでしょうか、突然、知らない人から声をかけられました。
TS「俺、ラーメン食べたいから、その場所譲れ。俺のバックには4つの組が付いてるんだ。逆らうと、お前の身内に不幸があるかもな。お前が食べたかったラーメンは俺が美味しくいただいてやるよ」
UTさんは身内に被害が出るのを恐れて、2時間並んだ場所を明け渡しました。
忸怩たる思いはありましたが、身内の安全には代えられないし、美味しく食べで貰えるなら譲っても良いかと思ったからです。
家に帰って放心していると、風の便りで、TSの良くない噂を聞きました。
UTは、そんな奴に譲ったのかと怒りが込み上げて来ました。
TS「おう、俺の前に2人いるんだけど、スープがなくなりそうなんだ。お前から店にお願いして、俺が食べられるようにしろ」
UTの我慢は限界でした。
UT「あなたについて、悪い噂を聞いた。きちんと釈明しない限り、手伝わない!」
結局、TSの2人前に並んでいたKYがラーメンを食べたところでスープはなくなりました。
TSとその舎弟たちは怒り狂いました。
「TSがラーメンを食べられなかったのは、力を貸さなかったUTのせいだ!」と。
うん、UTは助走つけて全力でTSと舎弟たちを殴って良いと思う。