2016-08-03

超人ラーメン店ジャイアニズム

あるところに、スープがなくなったら終了という超人ラーメン店がありました。

UTさんは、どうしても、ここのラーメンが食べたいと思っていました。

しかし、前に並んだときも残念ながら、食べられませんでした。

UTさんは、どうやったら食べられるか、何回も厨房を覗きながら考えていました。

そして、あるとき、今回は食べられるかも知れないというときがやって来ました。

UTさんは喜び勇んで列に並びました。

食べられないかも知れないとは思いましたが、これまで準備していたので、可能性はゼロではないと思っていました。

並び始めてから時間くらい経ったころでしょうか、突然、知らない人から声をかけられました。

TS「俺、ラーメン食べたいから、その場所譲れ。俺のバックには4つの組が付いてるんだ。逆らうと、お前の身内に不幸があるかもな。お前が食べたかったラーメンは俺が美味しくいただいてやるよ」

UTさんは身内に被害が出るのを恐れて、2時間並んだ場所を明け渡しました。

忸怩たる思いはありましたが、身内の安全には代えられないし、美味しく食べで貰えるなら譲っても良いかと思ったからです。

家に帰って放心していると、風の便りで、TSの良くない噂を聞きました。

UTは、そんな奴に譲ったのかと怒りが込み上げて来ました。

そこへ、TSから電話がかかって来ました。

TS「おう、俺の前に2人いるんだけど、スープがなくなりそうなんだ。お前から店にお願いして、俺が食べられるようにしろ

UTの我慢は限界でした。

UT「あなたについて、悪い噂を聞いた。きちんと釈明しない限り、手伝わない!」

しかし、TSはUTが求めた釈明をしませんでした。

結局、TSの2人前に並んでいたKYラーメンを食べたところでスープはなくなりました。

TSとその舎弟たちは怒り狂いました。

「TSがラーメンを食べられなかったのは、力を貸さなかったUTのせいだ!」と。

うん、UTは助走つけて全力でTSと舎弟たちを殴って良いと思う。

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