小学生のころから耳毛が生えてきてた。
「うわあ、お前耳に毛が生えてるぜw」
「う、産毛だろ!」
「ちがうちがう、黒くて太くて髪みたいなやつ。うわあ、すげえwwwwww」
学校行事かなんかで体育館に並んで整列してるときに後ろに立ってるやつがいつもからかってきた。
それ以来3日に1回は耳毛を剃るようになった。
あれから20年近く経ったがまだこの習慣は続けている。
こんな生活が一生続くのかと思うと絶望せざるをえない。
駅のホームに並んでるとき、たまにもさもさの耳毛を生やしたおっさんがいてすげえなと思う。
彼らには耳毛人間としての誇りがあるのだろうね。
他人からのからかいなんて気にしない。
他人の目も気にならない。
本来ムダ毛というものは存在しないのであり、耳毛人間に耳毛は必要なわけで俺らが恥じる必要はないのだろう。
ああいう誇り高き耳毛おっさんを見ると俺って本当に小さな人間だなと反省する。
耳毛を誇れるミミゲストになりたい。
それが俺たちの生き様なのだから。
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