2016-01-21

アフリカの子供論

死にたい」というと「この世には病気とかで生きたくても生きられない人がいるんだから、そんなことを言うな」

様々な理由食品を廃棄すると、「この世には食べ物がなくて餓死するアフリカの子供がいるんだなら、食べ物を粗末にするな」

子供は欲しくないからつくらない」というと「世の中には子供が欲しくてもお金が無かったり体が悪かったりして産めない人もいるのだから、その考え方は間違っている」

これらアフリカの子供論と呼ぶが、なんかおかしくないだろうか。

死にたがりが命を大事にすれば、瀕死の人は生き返るのか?命を大事にしてくれてありがとう、とか言うのか?

賞味期限切れたり食べられなくなったりした食材を食べたら、アフリカの子どもたちの飢えはなくなるのか?感謝されるのか?

産みたくない人が無理に産んだら、不妊症の人たちに感謝されるのか?

いずれも違うだろう。

瀕死の人もアフリカの人も不妊の人も、こっちを妬んでくるに違いない。その人たちが幸せになるわけじゃない。

彼らが困窮しているのは、そんなことで解決するわけじゃない。もっと別の根本的な問題があるからだ。

それなのに勝手にそんな理由をつけて批判してくる奴は頭が悪いし、困っている人たちに対してとても失礼だなといつも思う。

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