両親ともに健在でまともだった、なんの不自由も無く暮らしてきた、いじめやら非行やらと無縁、いつも楽しそう、考えるのは週末のデートや旅行遊びのことばかり、何らかの形で大切な人を失ったことがない、自分のことについて反省したことがない、社会で起きる悲惨なことに対して興味もない、あっても茶化すくらい、その他挙げたいことはたくさんあるけどきりがない。でも苦しいことっていうのは年を減ると自然に経験するというのが普通で他人に対しても寛容になれるというのが昔の自然な流れだったと思う。そのような成長をしない人間がろくでなしと呼ばれた時代。今は誰もが子供のままで下手したら子供よりたちがわるい大人が多すぎる。そのような人間が中心になって、まともな人間が縮こまって生きていく。子供じみた大人は自分の子供の遊び相手になってしまう。そうして社会が堕落していく。そうなるスピードが時代かが進むにつれてどんどん早くなる。