2015-12-16

iPhoneが買えるだけ

「これから、みんな貧しくなってiPhoneが買えなくなるかもしれない」

可愛いの子ローズゴールドiPhoneを見ながら言う。

「そうなんだ でも、キミは買えるんじゃないの? 親のお金がまだあるから

自分ポケットの中でiPhone5sがなる。どうせ、Amazonからの発送メールだ。

iPhone幸せにはなれないよ」

「持てない苦しみを味わう人たちが出てくるんじゃないの?」

自分が持てない苦しみを課せられたら、死んじゃうかもしれない 自分と同じような人たちが持てないのを見るとくるしくなるな」

あなたは恵まれているってことだね」

「君みたいな子が、何も考えずに持っているのが一番嫌だな そもそもiPhone所詮コミュニケーションツールだ 君のような綺麗なものが一番得する」

「でも、欲しいんでしょ 買いなよ」

「少し欲しいけど、必要じゃないんだ 君のような美しくて、みんなが繋がりたくなる状態が本当は欲しいんだ」

自分5sを川に投げた。

可愛い子はどこかへ行ってしまった。

の子は、健康だし、優しくされるからどうなってもiPhoneを弄るだろう。皆が欲しいものは大抵手に入れられるだろう。

金なんてあっても結局、自分が手に入れることができるのはiPhoneだけなのだ

自分は何も困らないはずなのに、大急ぎでアップルストアローズゴールドiPhoneを親が振り込んだ仕送りで買うのだった。

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