2015-10-26

物があふれる時代貧困

ある5人が無人島に流れ着きました。

最初はそれぞれ別々に森を探索し、住むところと食べるものを探したため、苦しい生活が続きました。

ある時から、作業を手分けする事にしました。

それぞれが作業に集中する事で効率が上がり、2人が全員分の食糧を確保し、2人が全員分の家を造るようになりました。余った1人は素材を集めて服を作ることができるようになりました。

1年後、皆は生活にもある程度慣れてきました。家がある程度出来上がって来たので、一人が家の整備を続け、一人はきれいな飾りを作ったり、みんなのための娯楽を考える余裕ができてきました。

10年後、仕事効率は格段に上がりました。Aさんは立派な農場を作り、その気になれば1人で10人分もの食糧を作る事ができます。Bさんはその気になれば全員分の豪邸を建てることができます。Cさんはその気になれば全員にきれいな服を作ってあげることができます。Dさんのおかげでさまざまな宝飾品であふれるとともに、劇場では全て見きれないほどの種類の映画が上映されています。そのような中、Eさんはこれまでの苦労を振り返るとともに、全てが満ち足りた現在比較し、ゆっくりと感慨にふけっていました。

そんなEさんにAさん,Bさん,Cさん,Dさんは口々に言いました。

「何サボってるの?何か貢献しないと僕たちの製品は渡せないよ?」

Eさんは困りました。これ以上役に立ちそうなものは簡単には作れそうにありません。

昔のように森で自給自足しようにも、かつての森は農場工場劇場に代わってしまっています

Eさんはどうすればよいでしょうか。

  • ・医療に携わる。 ・子孫をつくって人口を増やす。 ・設備は老朽化するので、修繕時に労働を請け負う。 ・上記以外の、新しい需要を探すまたは付加価値を作る。 ・こんな意地悪な連...

  • 家10個供給できる能力があったって、5人しかいないのではめったに売買されないだろ。 食料、衣服、宝飾品の順に流動性はだんだん低くなる。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん