貸出履歴を見られてどうの、って時に想定されてるのは「恥ずかしい本」とかじゃないよ。むしろある特定の思想信条を持つ傾向の人をマークするといった方面で公権力が利用することに対する警戒だね。
大部分の人は関係ないって思うだろうけどね。でも、例えば「自分の履歴は見せないでくれ」と申告した人だけ隠すってすると、それを申告した人が逆に隠すなんてやましいことがあるからじゃないか、って疑われたりするからね。
これは他のプライバシー情報も同じ。多くの人は、ほとんどの場合、知られてもべつにいいじゃん、と思ってる。けれどもたまに、やっぱり知られたくない場合が出てくる。その時だけ隠すと、却って目立っちゃう。レアケースを保護するためには、最初からデフォルトでは見られないようにしておくしかないんだよ。もちろん、本人が見せることを選択して公開するなら構わない。デフォルトをどっちにしておくかって話。
余談だが、このように情報の欠落が情報を担うことがある。それを逆手に取って、公表が禁じられている公権力からの干渉を世界に知らせる方法がある(Warrant Canary)。
自分の貸出履歴のログが欲しいので、区立図書館に『ログくれ』とお願いした。 お返事は…… 『図書の貸出履歴は利用者様の個人情報です。貸出中のみ履歴を保持し、返却と同時に...
貸出履歴を見られてどうの、って時に想定されてるのは「恥ずかしい本」とかじゃないよ。むしろある特定の思想信条を持つ傾向の人をマークするといった方面で公権力が利用すること...
個人情報じゃなかったとしても わざわざ取っておく義理もないんじゃね 管理コストの無駄
レンタルビデオの貸し出し記録から初めて 日本最大規模の売り名簿業者となったTSUTAYAさんを見てみろ。
亀山敬司「貸出履歴が分からなマーケティングなんてできんがな」
村上春樹さんと神戸新聞の件でも話題だ。 少なくても俺にとってそれはプライバシー。その区を褒めタイ!