極度のあがり症で人と話すことが極度に苦手なAさんが居たとしよう。
ある日、Aさんを営業に行かせようという話になったとする。
人と喋ろうにも「ぁ…ぁぁぁ…」といった感じのAさん、喋りが重視されるであろう営業に向かせた結果は、どうなるだろうか。
1,ある程度、喋れるようになる。
2,あまり変わらないか、どちらかと言えば、悪化するかも知れない。
考えられるのは、この3つのうちのどれかだろう。
このとき、楽観的なBさんは、「今は苦手でもある程度、喋れるようになるんじゃない?」と言った。
一方で、Cさんは、「Aさんを営業に出すのは、精神的な負担が大きいからやめたほうがいい」と言った。
どちらの意見も、正しくもあり、間違ってもいるだろう。
Aさんは、意を決して告げた「私に営業は、無理だ。こんな喋りだし、きっと会社にとっても迷惑になる」と…
心の中で(きっと追い詰められることになる、人前で喋れるようになるわけがない)と思っていた。
つまり、Aさんにとっては、"悪化する" と自分自身で想定している。
Bさんは、慣れだと言わないばかりに、楽観的に捉えている。すなわち「ある程度、喋れるようになる」
Cさんは、現状維持が一番だと思っている、無理にやらせて悪化するぐらいなら、今のままで良い。