彼とは同じグループの知り合いだった
少し年上の先輩だった
とても優しくてある種のムードメーカーだった
自分が怪我をした時にずっと気を使ってくれた
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はじめは同じ苗字の別の人だと思ってたんだけど
どうやらその人らしい。
珍しく仕事中に手が震えた
つい先日あったばかりの彼にそんなことがあるとは。
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一緒に、走ろうって言ってたじゃないか。
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たしか。いいやつはみんな死んだ、残ったのは~みたいなセリフだったと思う。
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色々な思いが去来し、思い出がフラッシュバックした
最後にきちんとお別れできて良かった。
そして
グループのみんなも同じ思いを共有していた事を確認できてよかった
SNSに書きなぐるような人は居なくて、ただただ泣いていた
みんな悲しい気持ちを持って
そして彼を愛していた。
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やすらかに。
そして彼の肉体が消えても
魂の一部は受け継ぐと。
彼のために涙をながすのは最後にする事にした。
彼に、遺族に、友人に、関わった方たちに
祈りを捧げる。