2015-04-20

デリカシーの無い大学教員

とある少人数制授業で出欠確認が行われていた時のこと。

教室内にいるのは30人程度なので、担当教員が「~さん」のように一人ずつ名前を呼んでいく。

ある人の番で点呼の声が止まった。

「…あれ?○○さん?××さん?なんで名簿に名前が二つ載っているの?」

正確には覚えていないが、「○○」にはコリアン名字、「××」にはコリアン日本で使うとよく言われている名字が入る。

そう、その人は在日外国人だったのである

「××」というのはいわゆる、“通名”というヤツだったのだ。

その人とは別の少人数制授業でも同じ教室に居たことがあるが、今回のような事例はない。

おそらく別の教員は機転を利かせて、通名のみ点呼したのだろう。

しかしこのデリカシーの無い大学教員は、二つの名字点呼した事により、その人が在日外国人であるということを教室全体に知らしめてしまった。

自分はその瞬間を目の当たりにしてしまい少しハラハラした。

その人の心情やその人の周りにいる人間の腹の中やこれから学生生活の行く末を案じてしまう。

そして相手を慮らない大人がいるという事に少し腹が立った。

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