2014-10-09

朝の満員電車小学校1年生に傘を渡せた

通勤途中の電車に、ランドセルのほうが大きい、見るから小学校1年生の小さな女の子が、大勢の人並みに押されて乗ってきた。

そんな状況なのに、自分真下で、漢字だらけの1枚の紙を見てるから、1年生なのにえらいなあ、と思って見てた。

で、自分は押されてホームに出たら、自分カバンに、ピンク色の小さな傘がぶら下がってる。

すぐに、あの小学生の傘だ、と思い、電車から押し出される大勢の人並みを押し分けて逆行した。

ちぇっとかいおっさんもいたけど、とにかく1年生に渡さないと、電車のドアが閉まってしまう。

ここで傘を渡さないと、家に帰って、お母さんに怒られるだろう、と思いながら、発車音が終わろうとした時、

電車の中の1年生を見つけ、ピンクの傘を差し出した。その子は気付いてなかった様子だったけど、すぐに手を伸ばして、傘を握ってくれた。

そこまでが精一杯。まさに間一髪。体は逆方向だから、後ろ向きに人波の引き潮に乗って、ホーム中央に押し出された。

よかった。渡せて。

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