2014-05-29

http://anond.hatelabo.jp/20140528235151

エルサは追われて逃げてきたのであって、怒りのため岩戸の籠った天照大神とは違うぞ?

追われて逃げたというと、留まりたかったのに逃げざるを得なかったというニュアンスだが、

そうではなく、パニクった末の逃走であって、追い詰められて立場を放り出したわけだろう。

そのあと一人になったところで、様々なしがらみを捨てて、吹っ切れた。

このあたりは別にアマテラスに喩えたっておかしくはない。

彼女も弟への怯え半分で立場を放り出したわけだからな。

一方で、「ありのまま」というのはつまり脱力」であって、

身構えない、かっこつけない、ということであり、

それが「無垢」のイメージにつながる。

自分探しというのは「自分を偽る必要のない立場を見つける」ということで、それも「ありのまま」だ。

言っておくが、これはおまえの言うところの「前者」、日本語としての「ありのまま」の話だぜ。

エルサは「ありのまま」なんて言っていない。

エルサが言う「let it go」は、「ありのまま」とは逆に、力を込めることだ。

力を込めてしがらみを吹っ切る、ということだ。

良き王であらねば、良き姉であらねば、魔法を隠さねば、そういう重しをぜんぶ放り投げることだ。

悪く言えばそれは「自棄」「無責任」「独りよがり」だけど、そこを肯定的に捉えるのが「let it go」という言葉なのだ

そういうことなんじゃないのか。

  • ノブレスオブリージュからの解放。本当にそれでいいのかは知らない。 権力持った連中が自由にやりだしたらどうなるんだろうね。

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