大学デビューした田舎者達が、都会生活に疲れながらも
泥のような経験を乗りえてやってきたお盆だからなのか。
帰省という言葉に、地元の世界を思い出す。
閉ざされ隔離され乾ききりいつもホコリで汚れた服を着てる地元の世界。
そこが自分の住んでいた世界。
いや、今でも自分が本来いる世界はそこだ。
別の世界を知った今、居心地の悪さがさらに強調されただけだ。
俺はその世界から抜け出して頑張った。
なのにそれは変わらない地元への侮蔑感にしかならなかった。
心の奥底にしまい込もうとするせいで
同情心へと歪み、何とも気持悪い感情として表層化する。
お前は、世界の隔たりを認めることで
自分のいた世界を切り捨てる言い訳にしようとしてる。
しょうがない誰だって逃げ出したい。
あんなホコリまみれの世界なんて、誰だってごめんだ。
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