2013-08-09

男の妄想力ってすごい

この前あるお店で商品の取り寄せをお願いした。

そのとき対応してくれた若い女子店員が実に可愛らしい方で、「この店で注文して本当に良かった」とウキウキした気分で帰ったものだった。

問題はその日の深夜のことである

俺のケータイに見知らぬ番号から着信があったのだ。

気がつかなかったため出ることはできなかったが、いったい誰からかかってきたのか気になって眠れない。

翌朝になっても気になる。

そのまた翌日になっても気になって仕方ない。

俺のアドレス帳に登録されているわずかな数の電話番号をすべて確認してみたが、着信のあった番号はどこにも無かった。

間違い電話の可能性もあり得るが、これまで何年もケータイを使ってきて間違い電話がかかってきたことなど一度も無い。

となると、怪しいのはあの女子店員だ!

注文の際に書いた俺の電話番号を裏でひそかにメモして、我慢できずにかけてしまったのかもしれない。

そう考えてみると、店の閉店時間と着信の時間とが近くなっていることに気がつく。

お店でのバイトが終わった帰り道、手にメモした俺の番号にかけるかかけまいか悩みながら、家に着いてから決然とケータイを手にしたのだろう。

ついに俺にも春が来た。

そうとなればこちらから掛け直すのが礼儀であろう。

だがその前に一応番号を調べておこうと思ってネットで調べてみると、全く知らない方の番号がツイッターに書かれていた。

普通ツイッター電話番号など書かかないものだが、奇跡的に書かれていたお陰で助かった。

人生初の間違い電話だったようだ。

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