アニメを媒体として人間を生み出していた
そのために、人間を描くということにブレなかった
ロトスコープによるアニメは人間の動きを取り入れるため
ガンマイクを使ったアフレコは臨場感を引き出すため
実写キャストと違う声を当てたのはオリジナルの人間を実現させるため
モジュラーシンセサイザーによるBGMはリアルで境目が曖昧な不穏な空気感を演出し
写真を元にして時間帯や太陽の位置まで計算されて描かれた背景は時間と現実感を演出した
すべては人間を描き出すこと、その存在を引き立てることに集約していた
手法はどれも原点回帰的ながら、アニメの新しい可能性は十分に引き出したと思う
アニメキャラではなく、人間を生み出したということに何より感動した
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