地元では制服屋さんというのがいて、家に来てもらってサイズを測り、オーダーするって感じだったんだけど
やってきたおじさんが、しきりに私のことを「この子は肥えそうやな」「肥えそうやな」「肥えそうやな」とつぶやいてた事を唐突に思い出した。
一緒にサイズをはかってた友達とその子のお母さんの前で、堂々と、である。
年端もいかない女の子だった私は人並みに傷ついた。一度ならず何度も何度も「肥えそうやから大きいサイズにしとき」と聞かない。
当時の私はバレエをしていたこともあって、痩せ気味。一緒にいた母親も痩せ気味だったから、遺伝とかそういう推測も考えにくいし、家にお菓子が散らかっていたわけでもない。
長年制服屋をやってきた勘なのだとしても、もうちょっと言い方があっただろうと思う。仮にも小学生の女の子に、友達の前で。
成長が早いので大きいサイズの方がいいですよとかさ!
結局私はバレエを続けたせいか太ることは一度もなかった。家族の誰も太っていない。
何があのおっちゃんを「肥えそう」と言わしめたのかはわからないけど、唐突に思い出してなんかあの絶望感を思い出して、つい書きなぐってしまった。