何度も議論が重ねられた分野だが、何度も納得をしてしまう
日本人はやはり、失い行くものが好きなのだろう
移ろうもの、変わりゆくもの、失われいくもの
無くなるものに良さを感じるようだ
次いで言うなら
日本人はやはり、仏教的な心性があるのだろうと思う
自らは哀れで救われにくい存在であること、それは共通しているが
キリスト教的な救われ方は求めていない気がする
つまり、死後の救いとは神の寵愛を得て、その身元で過ごすことが至上とされない
これは貴族倫理のようであると言えるかもしれない
仏教的な救いとは、無限の価値を与えられることではなく、価値そのものからの開放であるだろう
評価基準そのものを無くしてしまうことによる救いだろう
そうした心性は、普段の会話にも現れる気がする
日本人は特別に成功を求めるのではなく、平穏に暮らしたいと思う人が多いようだ
それはやはり、満たすことを求めるのではなく安らぎを求める事を至上とするからだろう
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