2012-03-19

学界塔士 サ・ガ

きょうじゅ「やっときましたね。

 おめでとう。この博士課程を かちぬいたのは

 きみたちがはじめてです。

 

1番目「博士課程?

 

きょうじゅ「わたしが つくった

 そうだいなメンバーの 博士課程です!

 

2番目「どういうことだ?

 

きょうじゅ「わたしは へいわな大学

 あきあきしていました。

 そこで アカハラを よびだしたのです。

 

4番目「なに かんがえてんだ!

 

きょうじゅアカハラは 大学をみだし

 おもしろくしてくれました。

 だが それもつかのまのこと 卒論修論指導にも

 たいくつしてきました。

 

3番目「そこで 博士課程‥か?

 

きょうじゅ「そう!そのとおり!!

 わたしは アカデミアを うちたおす 博士

 ほしかったのです!

 

1番目「なにもかも あんたが かい

 内規だったわけだ。

 

きょうじゅ「なかなか りかいが はやい。

 おおくの モノたちが 学振特別研究員になれずに

 きえていきました。

 

 しすべき うんめいをせおった

 ちっぽけな若手研究者が ひっしに

 いきていく すがたは

 わたしさえも かんどうさせるものが ありました。

 わたしは このかんどうをあたえてくれた

 きみたちに おれいがしたい!

 どんな学位でも かなえて あげましょう。

 

2番目「おまえのために ここまで

 研究したんじゃねえ!

 よくも おれたちを みんなを 高学歴ワーキングプア

 してくれたな!

 

きょうじゅ「それが どうかしましたか

 すべては わたしが つくった モノなのです。

 

主人公「おれたちは モノじゃない!

 

きょうじゅ「きょうじゅに 論争を挑むとは‥‥

 どこまでも たのしい 若手たちだ!

 

きょうじゅ「どうしても 書く つもりですね。

 これも 野良博士の サガ か‥‥

 よろしい。しぬまえに きょうじゅのちから とくと

 めに やきつけておけ!!

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