「戦に負けた以上はキッパリと潔く軍をして有終の美をなさしめて、軍備を撤廃した上、今度は世界の輿論に、吾こそ平和の先進国である位の誇りを以て対したい。
将来、国軍に向けた熱意に劣らぬものを、科学、文化、産業の向上に傾けて、祖国の再建に勇往邁進したならば、必ずや十年に出ずしてこの狭い国土に、この厖大な人口を抱きながら、世界の最優秀国に伍して絶対に劣らぬ文明国になり得ると確信する。
世界は、猫額大の島国が剛健優美な民族精神を以て、世界の平和と進運に寄与することになったら、どんなにか驚くであろう。
こんなに美しい偉大な仕事はあるまい」
-石原莞爾(陸軍軍人 1889 年-1949 年)
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