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2013-05-19

日本酒銘柄数が多すぎて、「豊富選択肢ワナ」に陥っている?

日本酒というのは、ビールなんかと比べると、銘柄選択肢豊富だ。

近年地ビール銘柄が増えてきたが、通常はいわゆる「ビール大手4社」から選択するだろう)

日本場合、こういう「選択肢が多い」というのは、「文化の豊かさの表れ」として

ポジティブ評価」な文脈で語られることが多いが、日本酒銘柄が多いことは、

日本酒の消費拡大には、本当に「プラス」なんだろうか?

5月16日の日経夕刊の金原瑞人コラムで「日本酒銘柄が多すぎて、選択に迷う」と書いてあるのを見て、

そう感じてしまった。

これは行動経済学なんかで言われていることだが、

「人々は、選択肢の数があまりに多すぎ、自分の処理能力を超える選択肢数になってしまうと、

 選択行動をやめる=消費行動をやめる」という傾向にある、と言われている。

メニューの数が5~6種類しかないサンドイッチ店と、メニュー数が20~30種類のサンドイッチ店では、

売上げは5~6種類の店の方が多いんだそうだ。

20~30種類もあると、メニュー選びに疲れてしまって、その店に行くこと自体を回避してしまうらしい。

・・・まさに、日本酒がこのような「選択肢が多すぎることのワナ」に陥っていないか

その点、ビールは「ドライ」を筆頭に、定番ブランドの数は両手で数えられる程度であり、

「そんなに銘柄選びに頭を悩ます」ということもない。

「食の豊かさの象徴」「いろんな銘柄を試す楽しみを味わえる」と、とかく日本酒銘柄バリエーションの多さは

ポジティブ評価されがちだが、行動経済学観点から

銘柄の多さが、『敷居の高さ』を感じさせ、入門者の足を遠ざけているのでは?」という

観点分析してみたらどうだろう?

 
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