2023-09-24

わたし妄想

年に数回、こんなことを考える。

もし自分の命と引き換えに、世界から戦争がなくなり、人を傷つけたり殺したりする者がいなくなり、生まれてきたすべての子どもたちが幸せになれるとしたら……どうする?

わたしはしばし考え込む。自分の命を差し出すか、否か。

しかし、馬鹿げた妄想だ。現実的にあり得ないと思い至ると、ふっと我に返って考えることをやめる。

こんな妄想もよくする。

お母さんの後ろを小さな子どもが歩いている。わたしはその後ろを歩いている。(ここまでは現実

もしその子がふらりと道路に出て、そこへちょうど車がやってきたら……わたしは飛び出して行ってその子を庇う。

これって、英雄願望なんだろうか。

思えば中学生くらいの頃から、もしかすると小学生の頃からこんなことを考えていた。

もうすぐ三十歳になろうとしているのに、未だに頭にこんな妄想が浮かんでしまう。

精神が幼稚なのだろうか。中学生くらいから成長していないのだろうか……。

それとも言わないだけで、わたしと同じような妄想をしている人はこの世界大勢いるのだろうか……。

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