2022-09-27

肥大化し続ける「ゲーム開発」の予算 遊ぶ側にはメリットも、市場には「落とし穴」が

ゲームクオリティが昔と段違いであり、時代に伴う高性能化により、プレイヤーは以前の何倍もの楽しさを体験し続けられる。

・同時に増え続けているのがゲームの「開発費」と「開発期間」だが、それらはプレイヤーたちにどのような影響を及ぼしているのか?

あくまでも参考として述べると、日本の家庭用ゲーム機の場合、開発会社の約半数が最大5000万円程度でゲームを作り、残りがそれ以上の予算を投じている。

・そしてひと握りの会社が、10億、20億とかけているイメージとなっている。

(参考:「CESA ゲーム白書 2021」)

ファミコン時代の開発費は数百万円、大作でも数千万円と考えらており、単純に見るとここ30年ほどで最低でも10倍程度になっている。

海外のいわゆる「AAAタイトル」ともなると、100億円、200億円という巨額の開発費を投じて作られている。

ゲームを開発する側にしてみれば、高騰する開発費を回収するため多くの人に買って欲しいため、より売り上げが見込めるハードで出したいと思うのは当然であるため、「マルチプラットフォーム」という考え方につながる一因になる。

ゲーム市場世界中に広がっており、特に北米欧州中国重要マーケットとなっている。

・開発会社はより大きな市場に受け入れられるゲームを作るようになるのだが、逆にゲーム市場の衰退を招いているという声があるという。

ゲームマンネリ化し、同じようなゲームシリーズものリメイクが増えるからという。

・巨額の開発費を回収するため大きなマーケットに売り込み、そこで売れることがわかったものを量産するという方策は将来が先細りするとも言える。

プレイヤーにとって開発費高騰と開発期間の長期化による影響の良い面のひとつは、ゲームマルチプラットフォーム化だが、悪い面となり得るかもしれないのは、ゲームマンネリ化などを生んでいるとした。

  • ゆうて尖ったやつはインディーがやるから 大作はそうなるのは仕方ない

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