例えば、ここにひとりの運動音痴がいるとする。
その人はスポーツをほとんどしたことがなくて野球もしたことがない。
そういう人にバッティングの練習をバッティングセンターなんかでさせてみるとする。
という状況。
まあなんとなく予想できるのは運動音痴は運動音痴なりに練習を続けていけば
だいたい人並み程度にはバットにボールが当たるようになるということだと思う。
同じ練習開始から一ヶ月後のバッティングの上達具合はだいたい同じではないか?
ということなんだ。
もちろん世の中には同一人物が二人存在しないので実験するのは難しいのだけれど、
でもなんとなく実感としてそういうことはありえる、と感じる人もいるのではないだろうか。
あるいはすでにそういう研究結果のようなものは存在するのかもしれない。
脳にある情報を入力したときに、その物事に対しての解析にはある程度の時間を要する。
その時間は意外と長いし、毎日毎日同じ情報を脳に食わせたからと言ってその解析時間が早くなるというわけではない。
だからある程度の情報を脳に与えた段階で情報をストップするのと
継続して同じ情報を与え続けるのとでは、解析に必要な時間が経過した後には同じような上達具合になるのではないか?と思っている。
短期に詰め込んでも身につかないのはあると思う。 人間が一度に身につけられる能力には限度があるだろうし。