2022-03-17

Ado狂言』を聴いて

今更だが、Adoさんの1stアルバム狂言』に再びハマってヘビロテしている。

斬新な発想と複合的な歌声で、これまでにない境地の芸術を生み出している。

私がAdoさんに惹かれるのは、その人間否定の側面である

Adoさんは自分が好きでないと言う。劣等感だとか、苦しみとか、葛藤とか、そこらへんが芸術の出発点になっているのだと思う。

この感情矛盾が高い芸術性を生み出している。

あらゆる層の共感を買っている。私もデビュー以来ハマって聞いている。

私は、この犯罪被害を受けて、人間の負の側面の暴力を、25年間受け続けてきた。毎日負の感情だらけで生きている。

だが負の感情だけでは、身を焦がすだけだ。焼け朽ちるかもしれない。

私は、Adoさんに長生きしてほしい。負の感情人生を焼け焦がしてほしくない。

劇場版EVAラストは、人間肯定の賛歌に傾倒してしまったがために、牙が抜け落ちた表現になったと思っている。

もちろん、これを円熟とか成熟ととらえる向きすらある。EVA最後には適切だったと思う。しかし、安全な帰還に終始した感もある。

Adoさんは、自分が好きになったら引退すると以前から言っているそうだ。それは正しいことだと思う。いつになるかは、Adoさん自身が決めることだ。

ただ、自分を焼け尽くしてしまわないように、上手く人生の円熟・成熟に帰還していただきたいと思っている。

  • adoが作詞もしてたらせやなーってなるけどadoは歌っとるだけやろ

    • でも歌詞を「解釈」して我々に伝えているのはAdoちゃんやし・・・

  • Ado「うっせえわ」 上手く人生の円熟・成熟に帰還していただきたいと思っている。

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