2021-10-01

昔「ファイナルファンタジーUSA」というゲームがあってさ

なんでもアメリカではファミコンNES)でFF1を出した後、スーパーファミコンSNES)で「(日本の)FF4」を「FF2」として売り出したものの、売り上げが思ったほどではなかったそうで、「アメリカの方々に複雑なRPGは受けないようだ」という分析のもと、もっとシンプルゲームの開発を始めたのだそうじゃ

 

そうしてリリースされたのが、かんたんおてがるすごろくRPGFinal Fantasy Mystic Quest (ファイナルファンタジーUSA)であり、結果アメリカゲームマニアが「バカにしとんのか」と大激怒……というような風の噂を耳にして幾年月

 

今日YouTubeたまたまFF USAサントラレコメンドされてきたのでコメント見たら、英語コメントで「曲はね…曲はいいんだよ」「ゲーム本編のことはどうでもいいがBGMベスト」といった噂に違わぬ反応がある一方、「俺はフランス人で、これやったときはまだ英語もよくわからない6歳だった。このゲームから学校で習うよりもっと多くの英単語を学んだし、実際これくらいのがゲーム初心者自分にはちょうどよかった」みたいなことを書いてる人がいて、そのコメントからは少し悲しげな感じも受けた

 

作品の受容のされかたというのはそれぞれなのだなあということを思うと同時に、どんなにひどい作品だとしても軽々しくけなせば制作者以外にも傷つく人がいるのかもしれないなあと考えた秋の夕暮れであった

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