2021-07-15

作り手の都合で適正価格を主張することもまた違わん?

イラストレーターがよく言ってるけどさ。

絵を一枚千円で売ってくれだって?!一枚書くのに何日かかると思ってるんだ。時給換算したら云々。

みたいやつ。

その理屈はわかるけど、だからと言ってその絵の適正価格が時給×所要時間で決まるかというとそれも違うだろ。

消費者がその絵には千円しか出せねえと思ったら適正価格は千円じゃん。と思う。

そんでそれを作るのに一万円かかるって言うならそれはもう商品として成り立っていない。生産するべきじゃないだろ。ってことになる。

実物があるもので考えたらわかるのでは?

すごい鉛筆発明した。絶対折れない鉛筆原材料費で一本一万円かかる。

でも消費者からしたらたかだか折れないだけで鉛筆一本に一万円も出せない。出せて500円ってところだ。

さてこの鉛筆適正価格は一万円だろうか?

違うわな、500円だよな。

適正価格が原価を割っているんだよ、この商品は。つまり作るだけ損なんだ。

イラストもそれと同じだと何故気づけない?

適正価格についてツイッターお気持ち表明している暇があったら、より低コストで作れるよう努力するか、より価値を高めるよう努力するべきなのでは?

そうでないとその界隈に未来はないぞ。

小説漫画も千円以内で買え、無料の娯楽なんて山ほど転がってる世の中だぞ。

それらに真面目に対抗していかないと、絵の一枚で一万円とっているようじゃ、金の有り余った物好きの貴族しか寄り付かんぞ。

小説漫画はその値段で一時間くらい楽しめる。

ゲームだとブレスオブザワイルドなんかは7000円するが100時間くらい遊べる。一時間あたり70円。

それに比べて一枚のイラストでいったい何分楽しめるのか。あるいは瞬発的にもどのくらい楽しみを生めるのか。

競合の娯楽の値段と比べてもやっぱり適正価格は千円くらいだよ。ピカソじゃないんだからさ。

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