アフリカの貧困国の市民と比べれば確かに日本人の生活水準は高いかもしれないが、それでは日本国内の貧困層を見失ってしまう。
世界市民全員で比べるのではなく、同じ集団の中で貧困層を定義し、集団内での問題解消に努めよう。
世界レベルの貧困層を持ち出す暇があったら、まずは身近にある問題を解決しよう。
絶対的に自殺者が多いかどうかではなく、その集団の中だけで自殺の増加が見られるかどうかを重視しよう。
絶対数だけ見れば確かに男性の自殺者は多いかもしれないが、それはいつも通りの現象である。
アフリカの貧困国がいつも通り貧困であるように、男性がいつも通り死んでいるだけである。
わざわざ男性の数字を持ち出して誤魔化そうとするのではなく、女性という集団の中で相対的に自殺者が増えている状況を深刻に捉え、問題解決の方法を話し合いたい。