新型コロナウイルス検査の精度を高めに見積もって感度80%、特異度99%としてみる
患者数を仮定すると真陽性、偽陽性、真陰性、偽陰性の人数が計算できる
真陽性800、偽陽性100万、真陰性9900万、偽陰性200
真陽性8000、偽陽性100万、真陰性9900万、偽陰性2000
真陽性800万、偽陽性90万、真陰性8910万、偽陰性200万
有病率が低い時に検査を過剰に行った場合のデメリットとして偽陽性者を多く出す点がある
真陽性者数に対しての偽陽性者数を許容する割合を仮に偽陽性者許容割合と定義する(偽陽性者数/検査で陽性と出た人数)
水際作戦の時は偽陽性者割合を高く設定し、ある程度市中に蔓延した場合は低く設定することになる
偽陽性者許容割合を50%程度と設定すると有病率約0.01以上の時に検査が有用となる
偽陽性者許容割合を10%程度と設定すると有病率約0.1以上の時に検査が有用となる
日本全体では
検査でも原因がわからない肺炎の有病率を0.01%とすると1万人
さらに臨床所見だけで新型コロナを疑うような肺炎を0.001%とすると千人(これは流行状況によって大きく変化する)
場所、患者の状態によって有病率が大きく変わり、かつ検査数に上限がある場合は、有病率の低い患者で検査をフル稼働させると、本当の新型コロナ患者の発見を逆に遅らせることになる
よって肺炎患者を全員検査する方法はあり得ない、ましてや風邪症状の患者をや
2次医療圏レベルで新型コロナ患者が出た場合は肺炎患者にはやるべきかもしれない
100万人医療圏で新型コロナ患者が10人いると予想される場合
風邪患者10000人のうち新型コロナ患者の有病率は0.001