観測内で言うが、偏差値は「気立て」や「家庭環境」との相関はある程度あるが、日常接する上で感じるような「頭の良さ」との相関はそれほど高くない。
理由を考えると、どうも義務教育時期の教育がむしろ「何も考えず教えられたことをただ丸呑みする」方が高成績取りやすいからではないかと思う。要は、「ごちゃごちゃ考える」ことがプラスにならず、「何も考えず丸暗記」の方が高得点取れちゃうテストが多いってこと。
もちろん、本当に(たとえば人口比にすれば0.1%以下くらいの)「圧倒的に頭が良い」人たちはその程度のことは意に介さずすいすいパスしていくのだが、そういう人は本当に希少種。だから、普通に「頭の良い」人が期待するような異性と出会いたいときに偏差値フィルターを使っても、誤差の範囲内くらいでしか期待値は上昇しないと思う。それより、人口比にして5%以内に属するくらいの普通に「頭の良い」人々は、偏差値と関係なく様々な所に分散している。
従って、まず偏差値フィルターなんかとっぱらって色々な集団に関わるのが第一だと思う。そして、「頭の良い」人は周囲から見ていろいろと便利で魅力的なので人とのつながりが絶えることが少ない、みたいなことを手がかりに、リーダー風吹かすわけじゃないが人から頼られてる、コミュ力あるってわけじゃなさそうなのにちゃんとした同性の友だちがいる、簡単に人を信用せず安易に付和雷同しない、みたいな所に着目してアプローチしてみるといいんじゃないかな。