2019-09-01

破天荒フェニックス感想 星二つ

こないだカンブリア宮殿オンデーズが取り上げられていたのを見て興味を持ち、Amazonprimereadingに入っていたので読んでみた。

率直な感想としては、素材は面白そうなのに料理が下手くそいまいちだった。

作者である現社長倒産寸前のオンデーズという眼鏡屋を買収してから立て直すまでの道のりについての事実を基にしたフィクションという立て付けなのだが、下手くそ池井戸潤風の演出で読んでて辟易とした。

とにかく社長敵対する人物はわかりやすい悪役として描かれ、社長に味方する人は志高い善玉として描かれる。

これ、作者は社長本人ということになってるけど、編集ライターに丸投げなんだと思う。というかこれ自分でこういう感じにしてくれって言ってやってたらナルシストすぎてやばい

この本がどういう経緯で企画され出版されるに到ったか、調べる気力もないが、要するにこれオンデーズという眼鏡屋の宣伝なんだろうなあ。ネットでこの本の感想検索すると、読むまでオンワードを知らなかったという人が多いし。俺もつ最近知ったし。

全体的にとにかく資金繰りが大変だという話の連続で、まあ実際大変だったんだろうけど、がんばったら何とかなったとか協力者が出てきたとかそんなエピソードばっかで段々飽きてくる。

個人的には語られなかった(語れなかった)ことのほうに興味がある。多分そっちが面白いんじゃないかという気がする。

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