思ったよりも内容がリメイクされていた。
大好きなドラマの一つだが、周りに感想を共有できそうな人がいなさそうなので、ここに残しておこうと思う。
少しだけ、残念だった点
・BGMがやや明るすぎた印象。平成版の要所要所で流れていた音楽や、最後のアメイジンググレースのように荘厳な雰囲気を出すものが聴きたかった。
・なぜ財前のアウシュビッツ訪問を省いたのだろう?尺の問題かもしれないが、倫理的に重要なポイントだったと思う。
・財前の最期の言葉、もう少し原作のままであってほしかった。「ただ、無念だ…」が聴きたかった。
良かった点
・全体的に良くハマったキャスティングだった。特に沢尻エリカの愛人役が素晴らしかった。
・財前が里見に診察を受けた後、病室で一人、無念を感ずるシーン。迫真の演技に引き込まれた。
・リメイクされつつも、話の大筋は変わらず、名場面(個人的にそう思っているところ、例えば柳原が傍聴席から真実の叫びをあげる場面等)も受け継がれていたこと。
平成版のほうもまた観たくなったな